京都の精神

京都の精神

著者:梅棹忠夫
出版年:1987年

「京都の精神」は梅棹忠夫の京都論三部作のうちの一つです。
ちなみに京都論三部作の残り二つは「梅棹忠夫の京都案内」と「日本三都論―東京・大阪・京都」になります。

主に書かれていた内容は、京都を観光都市ではなく文化都市として開発するべきだということでした。ちなみにこの本はほぼ講演で話した内容をまとめたものでしたので、基本話し言葉で書かれていて読みづらかったです。

この本で一番記憶に残ったのは古都保存法についての記述です。
古都保存法の対象は京都、奈良、鎌倉だというのですが、京都は現在も発展している都市であるため古都に含めるべきではなく、また鎌倉も幕府の所在地ではあったが一度たりとも都であったことがないため古都に含めるべきではない、と書かれていました。
この書き方がいかにも梅棹忠夫っぽいなぁと感じました。