星の王子さま

星の王子さま

著者:サン=テグジュペリ
出版年:1943年

不時着したぼくがいろいろな星を旅している星の王子さまと出会うお話。
久しぶりに読んだのですが、やっぱり何が言いたいのか理解できない部分がたくさんありました。

今回読んだ感想は、同じ風景でも人によって感じ方が違うということです。
例えば同じ星を眺めても、ある人は星が笑っているように見えて楽しい気分になるし、また別の人は星が泣いているように見えて悲しい気分になります。こういうふうに人によって感じ方はそれぞれだということです。

そう考えると、この「星の王子さま」も風景と同じで人によっていろいろな捉え方ができるのでしょう。実はこういう人によって感想が異なるお話というのが児童文学に合っているのではないか、最近の世界を見ていてそんなふうに感じました。今後、価値観はもっと多様化していくでしょう。そういった時代には教訓めいた童話よりこういう捉えどころのないお話を読んで、みんなで話し合うといったことが大事になってくるのではないでしょうか。

ちなみに私が読んでいて一番楽しかった場面は、星の王子さまがいろいろな星を巡っているところです。王様やらビジネスマンなどの描写がそれぞれウィットに富んでいて、次はどんな星に行くんだろうとワクワクしました。

未来の私がもう一度「星の王子さま」を読むとき、どんなふうに感じるのかが楽しみです。